青い山脈歌碑

石坂洋次郎文学碑
 

岩木山総合運動公園に「石坂洋次郎文学碑」と「青い山脈歌謡碑」が建っています。
石原洋次郎生誕100年を記念して平成12年に建立されました。
映画「草を刈る娘」は、岩木地区の百沢と嶽が主なロケ地となりました。

【石坂洋次郎文学碑 碑文】

岩木山の南側になだれた広い裾野も、津軽平野の中に散在する五、六ヵ村の草刈り場になっていた。ここは、もっと奥の炭焼き部落に通うトラックの通路に添っていて、何かと便利がよかったし、一里ばかり離れた所に温泉も湧いており、少し早めに晩飯を済ませると、ゆっくり温まって来ることもできたので、毎年の草刈りは、馬を飼ってる百姓たちにとっては、楽しみな年中行事の一つになっていた。
で、その季節が来ると、百姓たちは、部落ごとに二十人、三十人と隊をなして、荷車に小屋掛けの材料や食糧や炊事道具などを満載して、裾野の高原に向かって出発する。

「草を刈る娘」より


「石坂洋次郎文学碑」

 

青い山脈歌碑
 

「石坂洋次郎文学碑」の前に「青い山脈歌碑」が建っています。

【青い山脈】
作詞 西條八十
作曲・編曲 服部良一
藤山一郎 奈良光枝

若くあかるい 歌声に 雪崩は消える 花も咲く
青い山脈 雪割桜 空のはて きょうもわれらの 夢を呼ぶ

古い上衣よ さようなら さみしい夢よ さようなら
青い山脈 バラ色雲へ あこがれの 旅の乙女に 鳥も啼く 

雨にぬれてる 焼けあとの 名も無い花も ふり仰ぐ
青い山脈 かがやく嶺の なつかしさ 見れば涙が またにじむ

父も夢みた 母も見た 旅路のはての その涯の
青い山脈 みどりの谷へ 旅をゆく 若いわれらに 鐘が鳴る
 


青い山脈歌碑


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