下 北 半 島 1

大間崎
 

大間崎には、まぐろのモニュメントがあります。昨年これを初めて見たとき何を表しているのか分かりませんでしたが、今年の正月に夏目雅子出演の映画「魚影の群れ」を見て意味が分りました。
大間では昔ながらのまぐろの一本釣りを腕一本でやっているのです。さらに大間のまぐろのすばらしさを認識したのは、スーパーテレビで放映された空飛ぶまぐろを見てからです。まぐろが飛魚のように空を飛ぶ姿は圧巻です。
まぐろのモニュメントの右手には
「石川啄木の歌碑」が建っていました。

まぐろのモニュメント

     
シーサイドキャトルパーク大間
 

西吹付山展望台からの眺めは最高です。津軽海峡と北海道の壮大な景観が楽しめます。明治の文豪、大町桂月の歌碑が建っています。右手の奥に見えるのが弁天島です。
昼には函館山が見え、夜は函館の灯りが見えます。

西吹付山展望台

 

佐井村教頭先生の親切
 

20年程前の話ですが、私の弟が大学生の時にバイクを購入し、初めての旅行に下北半島一周を計画しました。山形を出発し風間浦、大間を通過し佐井村にさしかかった時のことです。当時の道路は砂利道ででこぼこだったということでしたが、突然パンクをしてしまい走れなくなってしまいました。

最初の部落までバイクを引いて来て村の人に、バイクか自転車のお店が無いか尋ねたのですが、村には無いとの返事でした。途方に暮れているとある村人が小学校の教頭先生がパンク修理が出来るよと言って小学校の分校に案内してくれました。

行った時教頭先生は授業中でしたが、弟はづうづうしく教室のドアを叩き、教頭先生に事情を話しパンク修理をお願いしました。その時なんと教頭先生は授業を中断してパンク修理に取りかかってくれたのです。生徒はどうしていたかというとグランドでパンク修理する教頭先生を取り囲んで、パンク修理の模様を見ていたのです。完成後弟は修理代金を払おうとしましたが、受け取ってもらえずお礼だけ言って山形に帰ってきました。

帰ってから礼状とクラス全員分のボールペンを送ったところ今度は全生徒からお礼の手紙が届きました。弟の始めてのバイクの旅行はすばらしい人々とのふれあいで思い出に残る旅行となりました。私は昨年青森に転勤したため、すぐに佐井村をおとづれ20年前の感動を思い起こして来ました。


佐井港の壁画(防波堤を各学校のキャンバスに公開しています)

仏ケ浦
 

仏ガ浦には徒歩でも行けますが、佐井港から船が出ておりますので、これを利用するのが最高です。およそ2Kにわたって続く奇岩を海から見学することが出来ます。

仏が浦ではアイスクリームの販売をしています。売店ではエンジンで冷やしていましたが、一人で売っているおじさんのクーラーにはエンジンがついていません。
前からどうやって冷やしているんだろうと不思議に思っていたため、
一つ購入して聞いて見ました。
氷で冷やしているとの事でしたが、駐車場から海岸までは1KM程の険しい崖道です。その道を担いでくるのか聞いたところ、佐井港から船で運んでいるとのことでした。



仏ケ浦

   

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